【4月4日】有休をとってくれた次女と前日に大学生になったばかりの三女に付き添われて
次女の運転する車で病院へ。 病室は二人部屋。8日間の入院中に隣のベットに入って来る人はいなかったので一 人部屋のようなものだった。 殆ど毎日次女が洗濯物をもって通ってくれたので寂しいということはなかったが、夜 はさすがに不安だった。 【4月5日】テクネシウム-フチン酸の注射とリンパ管シンチグラフィ-撮影(センチネルリンパ 節生検のための処置) 夕方7時S県からかけつけた夫・長女・次女・三女同席でK主治医より手術の説明を 受ける さすがに大学病院。こんなのもあった。 ≪手術・検査等で採取された組織の寄贈及び診断・教育・研究のための使用の同意書≫ 【4月6日】手術 午後1時より所要時間2時間 朝食はなし・浣腸なし 次女がキレイに爪にア-トしてくれた。 ピンクの下色に桜の花と花びらが散っている 生まれて初めてこんなにきれいな衣装を纏った私の爪。バレ-ボ-ルのアタッカ-で 夫より指も指輪のサイズも大きい 10本の指に花が咲いた。でも看護師さんから爪の色で健康状態を確認するから 取ってくださいと指示された。 無理を言って1本だけ左の薬指を残してもらう。 朝から寄り添ってくれた家族とG県からわざわざ新幹線で来てくれた親友Rさんの 見守る中手術室に運ばれる。 「sakiさん。センチネルでできましたよ。」との主治医の声で意識が戻った。 病室に戻ると家族と親友が顔を覗き込む。 痛みは全くまだない。尿の管と袋が腰から下につながり青い液が溜まっていた。 ドレ-ンは付いていなかった。 手術直後、主治医が手術室から出てきて家族に今取り除いた私の細胞と脂肪を みせてくれたそうだ。 全体にピンクでがん細胞は白。きれいだったけど気持ち悪かったそうです。 念のためにもらった安定剤は服用することなくいまも家の冷蔵庫にある。ただただ 眠りこけて気が付いたら次の日の朝 【4月7日】手術翌日 朝食が美味しかった。自動販売機でコ-ヒ-を買ってきてもらい みんなで飲んだ。忘れられない味。 主治医の消毒の回診で、初めて手術跡を見ると0.3×2cmの白いテ-プが 傷跡10cmの間を縦に無数貼られていた。 昼間は次女がいるので話し相手がいた。たまに二人で一つのベットに熟睡し看護婦 さんに笑われる。 今年の花見は病室から見える遠くの三本の桜の木。ピンクのつぼみから 白く華やかな開花した桜。そして桜吹雪まで。 勿論左手の薬指の可愛い桜。病室に一枚ずつ落としていったみたいだが。 6人部屋のKさんに話しかけられて同病と知った。Kさんに紹介されて同室の人から いろいろな情報をいただく。 次の日もKさんが迎えにきてくれて病院内を探検した。連絡先も聞けずに退院して しまったがどうされてるかな。 【4月11日】退院 今日は離れて住んでいる長女がタクシ-で迎えにきた。 「なかなか休みが取れず家の事全てを次女任せにした事を申し訳ない。」 といって謝ってくれる。 私はひとりで子育てしてきたと思っていた。 いつもはなんにもしないで文句ばかり言ってる娘達。 父親役も母親役もひとりでかたに背負ってきたくらいに思っていた。 私が皆をずっとずっと守っていたと思っていたのに 3回のお産のときも1日も病院に来なかった忙しい夫は、私がこの病気になってから何回も休みを取り来てくれた。 三女も慣れない大学生活のなか必要なガイダンスを受けながら夕方には必ず顔を見せ、 学校のことなど面白い話で私を笑わせてくれた。 皆に守られて包まれて有難う~☆ と思っていたら退院したら直ぐまたわがまま娘に戻っている。 (でもこの時の事は忘れません。m(_ _)m ) 夫はあれから変わらず優しく変身したままでいる。どうぞこのまま変わりませんように。 #
by saki0729break7
| 2007-03-07 16:58
| 乳癌治療の日々
この緑色の葉っぱはなんでしょう??? 正解は蕗の若葉です!! 一般的に蕗は ふきのとうや蕗の茎を料理して天ぷらやきゃらぶきなどにしますよね。 でもこの若葉捨てたもんじゃないんですよ~。 筋もとらなくてもいいし苦味もないし。 炒めても煮てもすぐ味がしみ込み 特に天ぷらにしたら最高なんです。 この時期しか採れないので 毎年職場のおじさんが持ってきてくれるのを 首をなが~~~~~~~~~くして待ってるんです♪ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ところであまり娘の話題は(しばらくは)避けようと思っていたんですが 先日の彼氏の言葉衝撃的だったので。 ちょっとだけ 「○○ちゃんは、何を作っても美味しいと全部たべてくれるんです。」 「明らかに失敗したと思った物も全部食べてくれます。」 えぇ~~~~~~~ うちの次女は私が入院している時も夕食作り、洗濯、掃除を率先して頑張ってくれ 料理も三人のうちでまずまず上手。 嫁にやっても少しは安心かな。とおもっていたのに・・・・・・。 全部彼氏がやってくれるとのこと。(土日に彼氏のうちでデ-トするとき) あんたそれでいいのぉ~! それに 失敗したものでも・・・・・ やっぱり!!!!!! いままで私の料理が美味しかったのではなく あなた達がなんでも食べてくれるんだったのか・・・・・・・・納得(悲しい) #
by saki0729break7
| 2007-03-06 20:21
| お菓子(料理)
昨年2006年4月6日手術の日
朝から緊張していた。 朝の食事はなかったような気がします。(覚えていない) 7時頃、家族が来る前にカ-ドを挿入しテレビを付けた。 「エッセイストの絵門ゆう子さんが亡くなりました。」 いきなりアナウンサ-の声が耳に入ってきた。 絵門ゆう子さん?聞いたことがないなぁ。 テレビを見るとたしかNHKの元アナウンサ-の顔が映っている。 たしか池田ゆう子さんという名前だったよな。この人。 「彼女は乳がんと闘って・・・・・・・・・。」 ぬぁに~~~~~~~~!!!!! これから乳がんの手術を受けようとしているのに。いきなりディ-プなニュ-スだよ(>0<) すぐにチャンネルを替えて違う番組に。 ぎぇ~~~~~~!!!どこも絵門さんのニュ-スばっかりだ! 結局その日から退院する日まで ニュ-スとワイドショ-の時間帯にテレビを付けて見ることはなかった。 でもその日から私は彼女の事が気になって仕方がなかった。 私が手術入院をする前の日に亡くなり、私が手術した次の日が告別式。 そして公の報道は私が手術する日。 退院してからも不思議と彼女の名前を耳にする。いや耳に残るんだ。 彼女はどんなふうに癌と向き合ってきたのか。 最近やっと彼女のことを知りたいと思うようになった。 「がんと一緒にゆっくりと」「がんでも私は不思議に元気」などの本を書き、朝日新聞に闘病の連載を書き、癌の事を「がんちゃん」と呼ぶ。 きつい闘病のなか、各地で朗読会や講演会などの活動を続け、最後まで生きて生きて生き続けた人だと解かった。 亡くなった年の6月1日に「がんと一緒にゆっくりと」が出版された 私の誕生日。・・・・・・・・・・・・・・・・ぜ~んぶこじ付けだけど・笑 ホ-ムペ-ジを開いたら4月8日 「絵門ゆう子さんの朗読会」があることを知った。 早速チケット購入したので神奈川から愛車ティマちゃんに乗って湾岸線通って2時間かけて聞いて来ますv(^o^)v ほら不思議にチケットの番号も0601なの^^ 絵門さんの朗読会の宣伝じゃないんですよ。 こういう写真を載せていいのかな??? もしル-ル違反だったら直ぐに削除しますのでコメントにて教えてくださいねm(_ _)m #
by saki0729break7
| 2007-03-04 14:42
| 乳癌治療の日々
明かりをつけましょ ぼんぼりに~ 今年もお雛様をなんとか ぎりぎりで1週間前に飾りました 狭いマンションなので 親が奮発して買ってくれた7段飾りは 組み立てることはできず ピアノの上にお内裏様とお雛様だけ。 一昨年までは大変なのでか飾らなかったのですが あと何年かしたら嫁に行き(行けるのかなぁ~) お雛様を飾ってあげることもできなくなるんではと思い昨年から出してます。 押入れの綿埃も掃除できました。 しかし1年でこんなにでるのかと思うほどの綿埃の量におどろき!!! 明日(すでに今日)は片付けなければ・・行き遅れる^^ 内緒ですが(誰に?すでにこのブログは娘たちの知るところ。あんまりPC音痴なので) 今日次女の彼氏を紹介して貰ってきました。 某イタリアンレストランでランチです! 娘達の彼氏に会うのは初めてなので 緊張しましたぁ~~~~~~~~(>o<) 結婚を前提に付き合っているということなので 将来はわが義理の息子になるかも!! 私は男の子が欲しかったので産む前三人の娘達には男の子の名前しか考えていなかったの。 いまは女の子も良かったなと思いますがやっぱり男の子はいいですね。 ちゃんと礼儀正しく挨拶してくれて(嬉) このお付き合いがどうなるか 二人がしあわせになるよう見守っていくつもりです(^▽^) #
by saki0729break7
| 2007-03-04 03:14
| 日常のあれこれ
今日は仕事の日でした。
お昼ごろからちょっと左足に違和感が。 朝から忙しくあっちにこっちに走り回っていたから知らないうちに挫いちゃったかな? と思いながらなんとか無事仕事を終え、机に就いた途端向う脛の後ろに激痛が・・・・。 しばらくうずくまって動けない 足を動かすことさえできない。 んうぅ~~っ!!!!! 左足・・・。術側・・・・・・・・・・。? 中学から部活で8年間バレ-ボ-ルをしていた私が このくらいの忙しさで筋肉痛になるはずはない。体力だけは自信があるのだから。 20分くらい休んでいたら痛みもとれ普通に歩けるようになった。 なんなのこれは!!! もしかして~~~~~~~~・・・(冷や汗) 12月にもこんなことがあった。 その時は お腹にシコリが! 自分でシコリを見つけて乳がんを発見した私はシコリには敏感。 でもまさかお腹なんて関係ないでしょ。 お腹にシコリなんて聞いた事がないし主治医の診察を受けるまでもない。 と思いながらやっぱり気になって仕方ない。そう思うとだんだん大きくなっている気がするよ。 安心するために近くの内科に仕事の帰りに受診しました。 乳がんの手術をした事。ホルモン治療をしている事。リュ-プリンの皮下注射をお腹にしている事。報告していざ横になり触診。 「あ-ある。ある。」「う~~~~ん。乳がんかぁ~僕は白とは言えないねぇ」 「ちゃんと主治医の先生に診てもらって検査したほうがいいよ。」 って安心するために来たのに返ってものすごぉ~く不安になってしまった。 ここで学んだ事は普通に見てもらったら笑われるような症状でも 一度癌になった人はなにが起こるかわからないから他の個人病院では判断してもらえない。 癌とはそういう病気だという事。 次の休みに乳腺外来に電話して 「気になるところがあるので今日診てもらえますか?」と受付に確認すると K医師はなんと1週間の休暇中!!! この不安な気持ちのまま1週間も過ごすのぉ~~~~~~。 これが私とブログとの出会いに繋がった。 シコリの位置がなんとなく前回打った注射の位置に近いような気がする これはもしかして注射の副作用かも?? 検索キ-ワ-ド-はリュ-プリンの副作用。 ホットフラッシュ。腰痛。偏頭痛。鬱。そんな症状が書かれていた。 相談室に入ってみた。あった! ≪おなかにシコリができる人がいる。≫ そこから乳がんという病気・自分が罹患した病気を調べ始めた。 (おそいよ!。。。。。。。だってこわかったんだもの。って誰に言ってるのよ・笑) それにしてもあの左足の痛みはなんだったんだろう 加齢のための引きつれ? 今は全然痛くない・・・・・・・。 なんでもかんでも・・・・結びつけてしまう。 取りあえずしばらく様子をみてみます。 #
by saki0729break7
| 2007-03-03 00:58
| 乳癌治療の日々
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